伝統的和室文化、改造工事
2026/02/13
和室の床の間改造中
10年ほど前に1階の和室・トイレ以外の改装工事をさせていただいたK様から、この度トイレと和室の床の間の改造工事をご依頼いただきました。
工事の概要は、「和室の床の間を改造したくはないけれど、隣接するLDKの利便性のために改造工事をするけれど床の間は残す」という少々ややこしい説明になるリフォーム工事です!
床の間とは、和風住宅のお座敷の装飾として欠かせない形式的なものです。
最近では和風住宅自体が少なくなってきて、本格的な床の間も少なくなってきました。
20年ぐらい前までは、戸建住宅でもマンションでも、畳部屋が1室あり、そこに簡単な床の間があるというのがデフォルトでした。
床の間といえば、床柱・床がまち・床板・地板・地袋・天袋・落とし掛け・長押・違い棚・床わき・ちんくぐり・書院・・・などなど意匠的にもいろんな部所、部材があり、建築に関わる人以外にはあまり馴染みがないかもしれないけれど、日本独特の文化です。
実用的な空間ではないけれど、和風住宅の「格式」や訪れる客人への「おもてなし」として敬意を示す場所です。掛け軸を飾ったり、一輪挿しの生花を飾ったりして季節感を演出したりします。
現在ではとても贅沢な空間とも言えるかもしれませんが、たまに訪れる家で、季節の花でも飾られた整った綺麗な床の間を目にすると、その家の人の知性や教養を感じたりします。
私の自宅にも半間の小さな床の間がありますが、娘たちの衣服を吊り下げてクローゼット代わりに使われていて、全く和風文化への敬意も知性も教養も感じられない恥ずかしい状況ですが、それもこれも全ては家主の私のお粗末な知性と教養のせいです。
床の間は「とこしえ(永久)」という意味も掛けられていて、家の繁栄を象徴する場所とされるそうです。風水では良い「気」が溜まる場所とも言われるそうです。
風水の知識はあまり持ち合わせていませんが、我が家では床の間を冒涜してしまっているようです。
だから運気が上昇しないのかと今更ながら思いますが・・・。私もできるなら、経年変化や四季の移ろいや侘び寂びを床の間に演出できるような心に余裕のある、余白を持てるような生活を送れたらなどと生意気な願いは叶いそうにありませんが気持ちとしては持っておきたいです。
こういう純和風文化はインバウンドが盛んなこの時代、日本人よりも欧米人などに受けるかもしれません。
床に直に寝転んだり座する事に異文化を感じる人たちにとっては意味さえわかれば興味深い和風、侘び寂び文化でしょう。
こちらのK様邸の工事はLDK側に置いている水屋(食器棚)の配置に適した場所が無く困って、壁をくり抜いて和室側の押入れの半分と床の間の半分をLDK側に取り込んで、そこに水屋を納めて障害物的に出っ張った状態を解消します。
しかし事前の調査では、どう見ても家の構造的に重要な位置にある壁で、耐力壁にもなっていそうなので、構造耐力を損なわず、むしろ強化して、しかもお施主様のご要望を叶えるという内容の改修工事です。
お施主のK様は今後も和室として、客間として、掛け軸を飾り、花を活ける床の間は残したいというご要望でこの度、そういったプチリノベーション工事を行なっています。
----------------------------------------------------------------------
有限会社タイトハンマーMORIYAMA
住所 : 大阪府寝屋川市香里本通町11−12 1F
電話番号 : 072-837-7055
FAX番号 : 072-837-7056
大阪でより便利な戸建てづくり
大阪で多彩なリノベーション
----------------------------------------------------------------------

