昭和時代の家、リニューアル工事中、今日はフローリング貼り：門真市、H様邸

LDKのフローリング貼りを行いました。

まずはこの部屋の床を仕上げて、次に壁、天井と進みます。他の部屋のリフォームもありますが、解体を終えただけでそこから先はまだ手をつけていません。

まずはこちらを石膏ボード貼りまで終えて、他の部屋にある仏壇や箪笥をこちらに移動させて、その先に進みます。たくさんあったタンスやテーブルなどの古い家具はほとんどを解体時に一緒に処分させていただきましたが、施主様の事情で捨てられなかったものがいくつかあります。

リフォームは施主様の事情によって段取りを組みますので、品質を落とさない事を大前提として、施主様の都合と擦り合わせることが肝要です。

今回は、施主様は２階の１室で生活しておられます。

お風呂は既設のままでリフォーム工事はしないので使えますし、洗面所はリフォーム工事しますが、ギリギリまで洗面台を使える状態にしておきます。

キッチンは解体済みで無いので炊事はできませんが、最低限の衛生状態は保っていただくと言うことで、了解いただいた上でリフォーム工事を行なっています。

毎日埃っぽい中での生活を許諾いただき誠に恐縮ですが、弊社のリフォーム工事の裏の裏まで直接視認いただくことで、直接細部まで確認しながらリフォーム工事を進めることができるのが、精神衛生的にも快適に感じる自分がいます。

フローリングは、イタヤカエデという樹種の天然突板で、ナチュラルな艶消しエアーウォシュ塗装品です。

カエデというのはカナダの国旗に使われている葉っぱ（メイプルリーフ）でお馴染みの樹木です。

だから広葉樹ですので、針葉樹と違って木目がケバケバした尖った感じではなくおおらかな大きな木目です。天然の突板なので、それぞれの樹木ごとに木目や色の濃淡などの表情が大きく異なります。今回の生産ロットのものは結構濃淡がはっきりと出ているようです。これを例えば1ヶ月先とかに同じメーカーの同じ品番で仕入れるとまた違う樹種かと思うように木目などの表情が違ってくるはずです。そこが面白いところです。

次からは天井・壁に断熱材を充填して、石膏ボードを貼っていきます。

右から左に工程ごとに完了して進めたいところですが、完璧に終えられないところがリフォーム工事のもどかしさでもあります。写真で奥に見える建具と壁は洗面所の入口ですが、できる限り最後の方まで残したいので、床も壁も天井も、その手前で寸止めしておきます。

毎度毎度のルーティーンのようなものではありますが、なんだか楽しいものです。

以上、H様邸現場日記及びリフォームのご報告です。