初めて採用するソーラーチューブという装置・設備

先週まで行っていた寝屋川市のU様邸リニューアル工事で採用したソーラーチューブという製品です。

屋根面を開口して、ドーム状のレンズを取り付けました。

これは弊社では今回初めて採用しました。

太陽光を室内に取り入れて、照明の機能を果たします。

日中の太陽光なので陽当たりの良くない場所の、昼間でも薄暗い部屋などに有効です。

もちろん夜間の照明にはなりませんが、エネルギー源は太陽の自然光のみですので究極のエコシステムです。説明する際に、これは「装置」なのか「設備」なのか迷ったのですが、メーカーのパンフレットには「太陽光照明システム・ソーラーチューブ」と明記されています。だから「システム」と呼んでも良いのかと思いました。

電気・ガス・水道などの配線や配管は一切いらないので、大工さんが一人で施工することも十分可能です。

今回は私も大工も初めての施工経験でしたので、二人でマニュアルを見ながら四苦八苦しながらの工事でしたが、何とか無事に終えることができました。心配だったのは屋根面の施工だけに雨漏りでした。タイミングよく、施工終了のその日の夜に結構な強い雨が降ったのですが、何事もなく無事クリアーでした。

 

屋根面に取り付けた採光ドームレンズから小屋裏を経由して、直下の物入の中に薄い金属板の配管を取り込みます。そしてさらにその下の室内側の天井面に設置した散光カバーレンズに延長配管を接続します。

今回は薄暗い階段室の天井に設置しました。

この写真は曇天の朝8時頃の様子です。結構明るくてびっくりするほどでした。

階段室に面したダイニングとの取り合いの壁面に室内窓を新設しました。部屋の照明を消したらソーラーチューブの光が窓から明るく届きます。

屋根はスレート瓦葺きでしたので、ソーラーチューブの施工はやりやすかったと思います。

もちろん和瓦などいろんな屋根材に対応しています。